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【院長コラム】入れ歯のケア方法【洗浄編】③

このブログでは、皆様に歯とお口の健康を保っていただくために、毎日のケア方法から豆知識まで様々な情報を発信しています。

今回は前回お届けした『入れ歯のケア方法』の第2弾とし、入れ歯の洗浄方法について詳しくお話をさせていただきます。

入れ歯のお手入れの頻度は?

ご存知のように入れ歯はお口の中に入れて使用するものです。どれほど丁寧に歯磨きをしても、口の中にはたくさんの雑菌がすんでいるため、入れ歯は毎日洗いましょう。

入れ歯の洗い方のポイント

Point1 流水で、義歯ブラシを使用して軽くこすり洗いを

義歯ブラシは色んなメーカーから、様々なタイプが出ています。品質にはさほど差がないので、持ちやすいサイズ、tご予算など、お好みに合わせて選びましょう。

洗浄方法は、大きいブラシで全体を、小さなブラシで細かいところやバネ(クラスプ)の部分をブラッシングしましょう。

普通の歯ブラシを使う場合は、歯磨き用とは分けることが大切です。入れ歯を磨くと、歯ブラシのブラシ繊維部分がすぐに変形(繊維が開く)して、歯を磨くのに適さなくなります。

歯磨き用の歯ブラシが変形したら、その使い古しを入れ歯用に使うのも良いでしょう。毛先の変形具合をいちいち見分けるのが面倒と感じる方は、義歯ブラシをご使用するのがおすすめ。義歯ブラシは丈夫につくられていますので、かなり長持ちします。 

Point2 入れ歯洗浄剤を使う   

入れ歯洗浄剤には部分入れ歯用と総入れ歯用があります。総入れ歯用は洗浄力が強く、多くは金属を傷めてしまう成分が入っています。入れ歯に金属が使われている場合は部分入れ歯用がおすすめ。総入れ歯でも金属床義歯(薄くて軽く、温度が感じられる入れ歯)は、部分入れ歯用の洗浄剤を使うようにしましょう。

 

入れ歯洗浄剤を使う頻度は?

お口の中や歯を清潔に保つためには、「毎日」が好ましいとされています。

 

 

入れ歯洗浄剤につけておく時間は?

つけ置く時間は、商品によって異なります。最近は、40度のお湯を使えば5分つけるだけで、従来の12時間つけるタイプと同等の効果があるものも出てきました。(詳細は商品のパッケージを読むか、歯科医院でお尋ねください。)

短時間で入れ歯を洗浄したい場合は、入浴時にお風呂の中で洗うのがおすすめです。

まず入れ歯を外してブラシで洗浄し、その後、専用のカップにお風呂より少し熱めのお湯(40度)と洗浄剤と入れ歯を入れて、つけ置きを。この間に入浴をすませませ、最後に水洗いをしたら完了です。毎日入浴できる方はこの方法を習慣にすると、時間を有効に使えます。

また、歯科専売の入れ歯洗浄剤でのつけ置きしておく時間は、約1時間でOKです。昔は、週1回、一晩つけ置きするタイプの洗浄剤が主流だったこともあり、当院で入れ歯洗浄剤をご購入の際に「つけ置き時間は1時間で」とご説明すると、「そんなに短くていいの!?」驚かれる方もいらっしゃいます。

さらに「泡のフォームで60秒殺菌!」という洗浄剤も登場するなど、どんどん便利になっていますが、当院ではつけ置きタイプの洗浄剤をおすすめしています。泡タイプ洗浄剤はお手軽ですが、細かい所まできれいに洗浄できないこともあるので、つけ置きタイプの方が良いでしょう。

なかには「1時間つけ置きだと忘れてしまいそう」と言われる方もおられますが、その場合は5分で洗浄ができるタイプの入れ歯洗浄剤はいかがでしょうか。

それでも使いにくいと感じられる場合は、メーカーの推奨時間ではありませんが、一晩洗浄液につけ置きしてもそれほど問題はないのではないかと思います。ただし、長時間つけておくと雑菌が湧くこともあるので、一晩以上はつけっぱなしにせず、朝しっかり水洗いをしましょう。

ただし一度使用した洗浄液の使いまわしはNGです。一度使用したものは入れ歯が口に合わなくなるうえ、水に雑菌が繁殖するので「最大でも一晩まで」を目安にしましょう。

 

次回のブログでPointの続きをご紹介致します。

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