メディア記事
【院長コラム】「いい歯」をまもる 毎日ごはんの簡単ひと工夫
「いい歯」をまもる 毎日ごはんの簡単ひと工夫
年齢を重ねてもおいしく食事を楽しむには“歯の健康”が欠かせません。歯を失う主な原因は、むし歯と歯周病。とくに歯周病は痛みなどの自覚症状がほとんどなく、気づく頃には重症化しているという厄介な病気。じつに30代の8割以上が歯周病にかかっていると言われています。
歯周病予防の基本は、食後の歯みがきなどのセルフケアや定期的な歯科受診。日頃からよく噛むよう心がけることも大切です。
- おすすめの「歯周病予防」に役立つ3つの食材
「よく噛むのが大切」と頭でわかっていても、いざ実践するとなると、なかなかむずかしいもの。そこで大切なのは食材の選び方や調理方法をひと工夫すること。
献立に噛む必要のあるレシピを取り入れると、無理なく続けられます。たとえば、野菜を少し大きめにカットしたり、固めにゆでたりするのも良いでしょう。
1.煎り大豆
そのまま食べるのはもちろん、ひじき煮に加えたり、ごはんと一緒に炊き込むのもおすすめ。
大豆の水煮缶を使うレシピの大半は、煎り大豆に置き換えられると考えられます。煎り大豆は火を通してもしっかりと歯ごたえがあるので、水煮とはまた違った楽しさが味わえます。
2.根菜類(特に生の大根、加熱したゴボウやレンコン)
生で食べるなら、大根スティックがおすすめ。ツナ缶とポン酢を混ぜてディップにしても。ごぼうやれんこんは少し大きめの乱切りにして、煮物にしましょう。切りではなくピーラーでそいで、きんぴらにしても、かみごたえがあります。
3.ナッツ類
アーモンドなどのナッツ類は煎り大豆同様、ちょっとしたおやつになったり、サラダのトッピングなどにも活躍します。
「粗く刻んでヨーグルトにトッピングしたり、ハンバーグや肉団子などのひき肉だねに混ぜてみたりするのもいいでしょう。