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【院長コラム】なぜ歯磨きをしていても虫歯ができてしまう?
歯磨きだけでは治療できない?
虫歯は実は歯磨きをしっかりしているだけでは予防できません。
虫歯は生活習慣病の側面も強く、虫歯を本当に予防したければ、歯磨きだけでなく、普段の生活習慣を見直してみる必要があります。
こんな人は虫歯のリスクが高い!
虫歯になりやすい食生活をしている
虫歯菌の餌となる糖が口の中に長時間とどまるような食生活をしていると虫歯になりやすくなります。
■間食が多い
■加工食品を食べることが多い
■夜遅い時間に食べる
■夜にお酒を飲む習慣がある
■酸性食品をよく食べる
唾液の量が少ない人
唾液は口の中の自浄作用、唾液の成分による歯の再石灰化(歯の修復作用)というような大事な働きを持っているため、少なくなると虫歯のリスクが大きく高まります。
■口呼吸をしている
■ストレスを多く抱えている
■服用薬の副作用
などは口の中が乾き、唾液の分泌量が減ってしまいます。
歯の汚れが実は取りきれていない人
歯磨きを頑張っているつもりでも、汚れが取りきれていない場合というのは実はよくあります。次のようなケースでは、歯磨きをしていても汚れの取り残しが多くなります。
■歯並びが悪い
■詰め物・被せ物が多い
■歯磨きは歯ブラシのみで行なっている
虫歯を防ぐ対策法
甘いものを食べても、ダラダラと食べないようにする、寝る前には食べない、というようなことができていれば、虫歯になりにくいです。
唾液をよく出すようにすることも大切。ストレスを溜め込めない、鼻呼吸をするようにする、よく噛む、というようなことを意識し、お口の中が乾かないようにしましょう。
また、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシ、デンタルフロスも使うようにすると、汚れ除去率が大幅にアップするので、オススメです。
それでも蓄積した汚れというのは出てくるため、できれば3か月〜半年に1度くらいは歯科医院で検診を受けて、お口の状態のチェックやクリーニングをしてもらい、虫歯予防についてプロからのアドバイスを受けることをおすすめします。