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【院長コラム】フッ素で子どもを虫歯から守る
子どものむし歯予防とフッ素の重要性
子どものむし歯は進行が早く、放置すると深刻な問題を引き起こす可能性があります。その予防策としてフッ素の活用が推奨されています。歯みがきの習慣に加えて、フッ素が含まれた歯磨き剤やジェルを使うことで、むし歯のリスクを減らすことができます。
初期むし歯に対するフッ素の効果
初期むし歯は、酸性に傾いた口内環境で歯のミネラルが溶け出すことによって発生します。この段階でのフッ素の使用は、再石灰化を促進し、酸による歯の溶解を防ぎ、細菌の活性を抑制してむし歯の進行を阻止します。
フッ素の効果的な活用法
フッ素入りの歯磨き剤やジェルを毎日使用することで、フッ素が歯に長時間作用するようにします。ブラッシング後にはフッ素が口内に留まるよう、うがいを控えめにしてフッ素の効果を最大限に発揮させましょう。
家庭用フッ素製品と歯科医院でのフッ素塗布の違い
家庭用フッ素製品と歯科医院でのフッ素塗布の主な違いは濃度です。歯科医院で使用されるフッ化ナトリウム製剤は高濃度であり、より効果的なむし歯予防を提供します。定期的な歯科検診と組み合わせることが重要です。
フッ素の安全性と大人への応用
フッ素は歯や骨の形成に必要な微量元素であり、過剰摂取しない限り安全です。フッ素は子どものむし歯予防だけでなく、大人や高齢者の口腔健康にも寄与します。多くの歯科医院では、大人の定期健診としてフッ素塗布を行っており、むし歯の予防効果を期待できます。