虫歯がうつりやすい時期

虫歯はうつることがあり、うつされることもあります。うつりやすい時期は、ちょうど子供の歯が生えそろう2歳前後と言われています。この時期に虫歯菌がうつらなければ、その後も虫歯になりにくいとされているので注意が必要です。

どうやってうつるの？

もともと人は、虫歯菌を持っていません。しかし赤ちゃんは、生まれてきた後に周囲の大人から虫歯菌をもらってしまうことがあります。

赤ちゃんにうつさないために、以下を注意しましょう。

• 口をつけた食べ物を赤ちゃんにあげる
• スプーンなど食器の共有
• 赤ちゃんの口にキスをする

赤ちゃんにうつさない予防策

□スプーンやお皿、お箸など食器を別々にする

□赤ちゃん・子供の歯磨きをしっかり行う

□親も虫歯や歯茎の腫れがあったら治療を受けるなど、歯のケアを劣らない

など、パパやママが気をつけていても、義父や義母がやってしまうこともあるので注意が必要です。

義父や義母に協力を得るために

パパ、ママが立場上義母・義父に言いにくい場合は、歯科医院のパンフレットを見せて重要さを説明しましょう。歯のプロである歯科医師が言っていることですから、義母・義父も受け入れざるを得ないでしょう。

また、赤ちゃんやお子さまを歯医者に連れて行くときに一緒に来てもらっても良いでしょう。歯科医師が直接言ってくれれば、行動に移してくれる可能性が高くなります。

大人同士でも虫歯や歯周病はうつるの？

大人は赤ちゃんやお子さまと比べて、他人の虫歯はうつりにくいと言われています。実際、子供でも3歳以降は虫歯菌がつきにくくなるという研究結果も出ています。そもそも他人から虫歯菌をもらったとしても、必ず虫歯を発症するとは限りません。

うつさないための注意が必要ですが、何より自分のためにも相手のためにも、日頃から虫歯ケアを怠らないようにしましょう。