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【院長ブログ】口の中のネバネバが気になる!どうしたら治るの?
口の中のネバネバが気になる!どうしたら治るの?
口内のネバネバ感を減らすには?唾液の分泌を促し、口内細菌の数を減らすことが効果的です。ネバネバ感の原因は、細菌の増殖、唾液の減少、ストレス、全身疾患など多岐にわたります。具体的には、以下の方法が推奨されます。
定期的な歯磨き
食後、おやつを食べた後、そして就寝前後は口内の汚れが溜まりやすいため、これらのタイミングでの歯磨きが特に重要です。歯の裏側や隙間に注意し、歯科医院でのTBI(歯磨き指導)を通じて正しいブラッシング方法を学びましょう。
唾液分泌を促す食事
唾液の分泌を促進するためには、酸味のある食品や噛みごたえのある食品を摂取することが有効です。また、食事以外の時にはガムを噛むことも効果的です。唾液は舌、顎、耳下の3つの唾液腺から分泌されるため、耳下唾液腺をマッサージすることでさらさらの唾液の分泌が促されます。
ストレスの抑制
ストレスは唾液の質に影響を及ぼし、ネバネバした唾液が多く分泌されることがあります。リラックスしているときはさらさらの唾液が多く分泌されるため、日々のストレスを睡眠や休息を取ることでコントロールすることが大切です。
マウスウォッシュの使用
歯磨きと同様に、マウスウォッシュで口をすすぐことにより、細菌の減少と繁殖の抑制が期待できます。
お口のネバネバを放置すると、どうなる?
口臭の悪化、歯周病、虫歯、味覚障害、誤嚥性肺炎などのリスクが高まります。特に、糖尿病や更年期障害、シェーグレン症候群などの全身疾患が原因で口内のネバネバ感が生じることもあるため、これらの症状が見られる場合は、口内の問題だけでなく他の疾患も疑って医師の診断を受けることが重要です。
お口の清潔を保つことは重要
ネバネバの主な原因には細菌の増殖、唾液の減少、ストレス、病気などがあります。細菌感染のリスクを減らすためには、定期的な歯磨きやマウスウォッシュによるセルフケアと、ストレス管理のための生活習慣の改善が必要です。
加齢による唾液の分泌量の減少に対しては、食事の際にしっかりと噛むこと、お口の運動やマッサージを行うことで唾液の分泌を促すことも効果的です。