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【院長ブログ】親知らずの抜歯後の食事
親知らずの抜歯と食事のポイント
親知らずは奥にあり、生え方もひねくれていることが多いため、抜歯には大掛かりな治療が必要となることが生じます。そのため、治療後にものが食べられなくて苦労するのではないかと心配し、治療を引き延ばしている方もいらっしゃるかもしれません。
- 抜歯直後から2~3時間の過ごし方
抜歯直後の2~3時間は、食べ物を食べることを控えた方が良いでしょう。抜歯後の出血は20~30分ほどで止まりますが、麻酔の効果で痛みだけでなく、温度や触感なども麻痺しています。このため、熱いものに気づかずに火傷をしたり、自分の口や舌を噛んだりすることがあります。
- 麻酔効果が切れた後の食事
抜歯当日は、傷が新鮮で柔らかくなっています。止血後は徐々に血餅が形成され、治療箇所が保護されますが、抜歯当日はまだ血餅が取れやすい状態です。このため、固いものや粘着性のある食べ物は治癒に必要な血餅をはがす恐れがあるため、避けることが望ましいです。
抜歯治療後の当日の食事のすすめ
・おかゆ、雑炊
・柔らかい麺類
・具の小さいスープ
・ゼリー状栄養飲料
・ヨーグルト
抜歯治療後数日間の食事のすすめ(柔らかいもの編)
・柔らかい麺類(そーめん、うどん、即席めんも可)
・乾麺の場合は半分に折ってから茹でると食べやすい
・リゾット
・蒸しパン(チーズ蒸しパン)
・すき焼き
・お野菜の煮物
・豆腐のグラタン
・つけパン
・豆腐
・半熟たまご
・カレー
抜歯治療後数日間の食事のすすめ
・小さくちぎったパン
・すべての食材をみじん切りにした野菜炒め
・小さく切り刻んだコロコロステーキ
・ご飯(少しずつ)
・細かくしたパスタ
・小分けにしたケーキ