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【院長ブログ】親知らずは必ず抜いたほうがいい?

親知らずは必ず抜いたほうがいい?

親知らずって何?

親知らずは正式に「第三大臼歯」と呼ばれ、永久歯の中で最後に生える歯です。通常、人は上下のあごにそれぞれ2本ずつ、合計4本の親知らずを持っていますが、個人差があります。

親知らずが生える理由と問題

過去、人間の食生活は固い食べ物が主でした。そのため、強く大きなあごが必要であり、親知らずはしっかりとした奥歯としての役割を果たしていました。しかし、食生活の変化により、現代人のあごは小さくなり、親知らずには十分なスペースがなくなりました。これが原因で親知らずがうまく生えず、斜めや横向きになることがあります。

痛みとその他のリスク

親知らずが部分的に生えてくると、歯と歯茎の間に食べ物や細菌が詰まりやすくなり、虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。また、正しく生えない親知らずは隣の歯に圧力をかけ、歯並びの問題や「智歯周囲炎」を引き起こすことがあります。

抜歯が必要な場合

上下がしっかり咬み合っている親知らずは抜歯の必要がありません。部分的にしか生えておらず、相手の歯と咬み合っていない親知らずは、問題を引き起こす可能性が高いため抜歯を検討します。斜めや横向きに生えた親知らずは歯並びに影響を与えるため、抜歯が推奨されます。

抜歯のリスク

親知らずの抜歯にはリスクが伴います。下あごの親知らずは神経や血管に近いため、抜歯時にこれらを傷つける危険があります。また、上あごの親知らずは口と鼻の間の空洞に近いため、抜歯後に感染を引き起こすリスクがあります。

 

親知らずの問題は個人によって異なります。正しい位置に生えていれば役割を果たすことができますが、そうでない場合は抜歯を検討する必要があります。抜歯はリスクを伴うため、専門家の診断が不可欠です。痛みや他の問題がある場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。

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