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【院長ブログ】顎関節症からくる肩こりや首の痛みも、インプラントで改善できる!

顎関節症ってどんな症状?
顎関節症は、顎の関節や筋肉に負担がかかることで起こる病気です。顎の痛みや噛み合わせの不具合だけでなく、口が大きく開かない「開口障害」、口をきちんと閉じられない「閉口障害」、左右の関節のずれ、さらには顎が外れそうになるといった症状が出ることもあります。
特に女性は関節が柔らかいことから発症しやすいとされ、最初は気にならない程度でも、ある日突然口が開かなくなるほど重症化することもあります。
肩こりや首の痛みとの関係
噛み合わせが悪くなると、顎の筋肉に偏った負担がかかり、そのバランスの崩れが首や肩の筋肉にまで波及します。頭部を支えるバランスが乱れることで筋肉が緊張し、慢性的な肩こりや首の痛みが現れるのです。自分では気づかないわずかなずれでも症状が出る場合があり、「原因は肩や首にある」と思っていても、実は顎関節症が背景にあることも少なくありません。
噛み合わせの問題をどう治す?
顎関節症に伴う噛み合わせの問題を改善するには、セルフケアと歯科治療の両方が必要です。ご自宅ではマッサージなどで顎の筋肉をほぐすことが有効ですが、強い痛みや開口障害がある場合には歯科での治療が欠かせません。薬で炎症を抑えたり、スプリントと呼ばれるマウスピースを用いて筋肉の負担を軽減しながら噛み合わせの調整を行います。
インプラント治療が役立つケース
もし噛み合わせの不具合が「歯の欠損」や「歯そのものの問題」によって起きている場合、インプラント治療が選択肢となります。失われた歯を補うことで、左右の噛む力のバランスを回復させ、自然な噛み合わせを取り戻すことができるのです。
インプラントは単に「歯を補う治療」ではありません。人工歯を埋め込むことで、もとの歯があったときのようにしっかり噛める状態を再現し、顎関節症の改善や、そこから派生する肩こり・首の痛みの改善にもつながる可能性があります。






