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【院長ブログ】歯を失った後のベストな治療法とは?

2026.10.20

虫歯や歯周病、あるいは予期せぬ事故などで歯を失ってしまうのは、とてもショックなこと。「これからどうすればいいの?」「どんな治療法があるの?」と不安を感じている患者さんも多いはずです。

歯科医院では複数の治療法を提案されることが一般的ですが、何を基準に選べばよいか迷ってしまうものです。今回は、歯を失った後の3つの治療法(ブリッジ・入れ歯・インプラント)について、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご紹介します。

なぜ歯は抜けてしまうのか?おもな3つの原因

歯を失う背景には、主に以下の理由があります。

歯周病

日本人が歯を失う最大の原因です。痛みがないまま進行し、歯を支える骨を溶かしてしまいます。

重度の虫歯

神経を取った歯(失活歯)は、いわば「枯れ木」のような状態。栄養が届かず脆くなるため、破折(はせつ)のリスクが高まり、最終的に抜歯に至ることがあります。

不慮の事故

スポーツや転倒などで強い衝撃を受け、歯が折れたり抜けたりする場合です。

「放置」は厳禁!歯を補うべき2つの理由

「1本くらいなくても噛めるから」と放置するのはおすすめできません。

噛む機能(咀嚼)の低下

1本欠けるだけで全体の噛み合わせのバランスが崩れます。食べ物をうまく噛み砕けないと胃腸に負担がかかり、全身の健康や栄養吸収にも影響を及ぼします。

審美性が損なわれる

前歯はもちろん、奥歯がなくなってもお顔の印象(頬のコケなど)が変わることがあります。見た目の美しさを保つことは、いきいきとした毎日を送るための大切な要素です。

あなたに合うのはどれ?3つの治療法を比較

歯を失った部分を補う治療法には、大きく分けて3つの選択肢があります。

ブリッジ(橋渡し)

欠損した両隣の歯を削り、橋をかけるように人工歯を固定する方法です。

メリット:固定式なので違和感が少なく、自分の歯に近い感覚で噛める。外科手術が不要。
デメリット: 支えとなる健康な両隣の歯を削る必要がある。 支えの歯に大きな負担がかかる。

入れ歯(義歯)

取り外し式の装置を装着する方法です。1本から全部の歯まで対応可能です。

メリット: 治療が比較的簡単で、健康な歯を削る量が少ない。保険診療なら費用を抑えられる。
デメリット: 装着時の違和感がある。硬いものが噛みにくい。毎日の取り外してお手入れが必要。

インプラント

顎の骨に人工の根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を被せる方法です。

メリット: 他の歯を削る必要がない。 天然歯と遜色ない見た目と、自分の歯のような強い力で噛める喜びを取り戻せる。
デメリット: 外科手術が必要。自由診療のため費用が高額になる。骨の状態や全身疾患(骨粗鬆症の薬の服用など)によっては適応できない場合がある。

納得して選ぶために大切なこと

どの治療法が「ベスト」かは、患者さんのお口の状態やライフスタイル、何を一番優先したいか(費用・期間・噛み心地など)によって異なります。

例えば、インプラントは素晴らしい治療法ですが、手術に抵抗がある方や特定の持病がある方には、精巧な入れ歯やブリッジが適していることもあります。

一番大切なのは、ご自身が納得して選択することです。

歯を失うことはとても悲しい出来事ですが、現代の歯科医療では、その後の生活を豊かにするための選択肢が揃っています。

当院では、患者さんお一人おひとりのお悩みやご要望をじっくりとお伺いし、将来のお口全体の健康を見据えたご提案をさせていただきます。「自分にはどの方法が合っているの?」と迷われたら、まずはどうぞお気軽にご相談ください。一緒に最適な答えを見つけていきましょう。

院長 福渓 康人 YASUHITO FUKUTANI

執筆者
フクタニ歯科医院

院長福渓 康人YASUHITO FUKUTANI

経歴

  • 平成6年大阪歯科大学卒業
  • 平成6~10年大阪歯科大学附属病院・口腔外科にて研修医
  • 平成10~16年開業医のもとで勤務医として治療にあたる
  • 平成16年父の後を継いで開業