院長福渓 康人YASUHITO FUKUTANI
経歴
- 平成6年大阪歯科大学卒業
- 平成6~10年大阪歯科大学附属病院・口腔外科にて研修医
- 平成10~16年開業医のもとで勤務医として治療にあたる
- 平成16年父の後を継いで開業
「食事をすると奥歯が痛い」「何もしていないときは痛くないのに、噛むと痛む」「急に奥歯が痛くなった」などの症状は、ありませんか?
奥歯は食事の際に強い力がかかるため、痛みがある場合には、虫歯や歯周病などのお口のトラブルが起きている可能性があります。
また、歯の根や歯を支えている組織、歯ぎしり・食いしばりなどが原因で、噛んだときに痛みを感じることもあります。
今回は、奥歯が噛むと痛いときに考えられる主な原因と、放置してはいけない理由、歯科医院での治療についてご紹介します。
奥歯が噛むと痛む原因として、まず考えられるのが虫歯です。
虫歯が進行して歯の内部にある神経に近づくと、冷たいものや熱いものがしみたり、噛んだときに痛みを感じたりすることがあります。
さらに虫歯が進行して神経に炎症が起こると、何もしていなくてもズキズキと痛むことがあります。
これらの痛みは、放置しておいて治ることはありません。
「噛んだときだけ痛いから、まだ大丈夫」と思わず、痛みがある場合は早めに歯科医院での検診が必要です。
虫歯が進行して神経が炎症を起こしたり、神経を抜いた歯の内部に細菌が入り込んだりすると、歯の根の周囲に炎症が起こることがあります。
このような場合、噛んだときに歯が浮いたような感じがしたり、押すと痛みを感じたりすることがあります。
歯の根の先に炎症が広がると、強い痛みや腫れにつながる場合もあります。
特に、過去に神経を抜いた歯が急に噛むと痛くなった場合には、歯の根の状態を確認する必要があります。
歯周病によって歯茎や歯を支えている組織に炎症が起こると、噛んだときに痛みや違和感を感じることがあります。
歯周病は初期の段階では、痛みなどの自覚症状が少ないことがあり、進行すると歯茎の腫れや出血、歯のグラつきなどが見られるようになります。
「奥歯の周りの歯茎が腫れている」「歯磨きをすると出血する」「歯が以前より動く気がする」といった症状がある場合は、歯周病であるリスクが高まります。
奥歯が噛むと痛い場合、虫歯や歯周病だけでなく、歯ぎしりや食いしばりなどが関係している場合もあります。
歯ぎしりや食いしばりは、歯に強い力が繰り返しかかり、歯や歯を支える組織に継続的に負担がかかります。
また、噛み締めに伴う強い力がかかり、歯に細かなヒビが入ったり、歯が欠けたりすることで、噛んだときに痛みを感じることもあります。
特に「朝起きたときに顎が疲れている」「歯がすり減っている」「詰め物や被せ物がよく外れる」といった症状がある場合には、歯ぎしりや食いしばりとの関係を疑ってみることが必要です。
奥歯を噛んだときの痛みが続いている場合は、できるだけ早く歯科医院を受診することをおすすめします。
痛みがある側の歯で硬いものを噛むのを避けることも大切ですが、痛みがあるからといって歯磨きを控える必要はありません。
お口の中の清潔さを保つために、柔らかい歯ブラシを使うなどの工夫をして、痛みのない範囲で丁寧に歯磨きを行いましょう。
市販の痛み止めなどで一時的に痛みが治まることもありますが、原因そのものが治る可能性は非常に低く、痛みがなくなったからと放置せず、症状が改善した場合でも、歯科医院で確認してもらうと歯を守ることにつながります。
奥歯が噛むと痛い原因には、虫歯や歯周病、歯の根の炎症、歯ぎしり・食いしばりなど、さまざまなものがあります。
原因によって必要な治療も異なります。まずは歯や歯茎、噛み合わせなどの状態を確認することが大切です。
「噛むと奥歯が痛い」「歯が浮いたような感じがする」「奥歯の周りが腫れている」などの症状は、放置せず早めに歯科医院へご相談ください。
早く原因を発見することは、適切な治療につながり、症状の悪化を防ぎ、大切な歯をできるだけ長く守ることにつながります。